目録を出すのは本当に大変
◇天気、雨 夏休みに入る前の3連休なのにまだ梅雨があけない
この日記が10日ぶりになってしまいました、スミマセン..落語会があったり、秋の「ホンモノ市」の出展者募集を始めたりで、ドタバタでした。
「日本の古本屋」に、今頑張っている若手の古本屋さんの「古書目録第10号『青春狂詩曲-近代教育の諸相』回想記」というエッセイが載っています。
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=4999
古本屋を始めてわかったことは目録を出すのは本当に大変ということです、どうしてかというと、ある一定のレベル以上の本を少なくとも1000冊以上集めないと目録の発行はできません。従って、トップレベルの古本屋はそういう目録に乗せることができる本を売ってくれるお客様と、そして出来上がった目録から買ってくれるお客様がいるということです。そして古本の目利きであり組合の市場でもしっかりと売買ができる。残念ながら追分コロニーはまだ目録を発行できていません、実力不足ということで、目録を発行することをひとつの目標として精進を続けたいと思います。
新着アップ22冊↓
ぜひ本を買ってほしい
◇天気、曇り。すごく湿気があって気温以上に暑く感じます。
昨日は神保町に行ってきました。古本市(中央市)が一番の目的で、組合の新年度ということで市場の新しい経営員が紹介されていました。経営員というのはそれぞれが古書組合に属する町の古本屋さん、昨日紹介された経営員たちは若手の古本屋さん達。
アマゾンとか百円頭など古書をとりまく環境が厳しく、町の古本屋さんがどんどん減っているなかで、生き残りをかけた頑張りだと思います、古本が好き、古本屋が好きと思っている人は、アマゾンが便利とか、100円本しか買わないとか言わず、こういう若手の古本屋さんでぜひ本を買ってほしいと思います、それが本の文化が残っていく唯一の道かと。
新着アップ14冊↓
「油や」で映画の自主上映会
◇天気、曇り時々雨。裏庭の栗の木の花が満開、今年の栗は豊作かな。
6月は毎週土曜日の夜に「油や」で映画の自主上映会をしていて、今日が最終回。会場の設営から機材の購入、そして映画の選定などを2カ月に渡って準備してきたが、なんとか無事、6月の上映会がすべて終了しました。延50名以上の参加があって最初の企画としては予想以上の参加者がありました!ありがとうございました!
今回はまずは上映会を始めることに精一杯でしたが、今後もどんな映画を上映するか勉強しながら続けていきたいと思います。
新着アップ23冊↓
古書を見る眼
◇天気、曇り。天気予報によると明日は台風が来るかもしれないとのこと..
「古書通信」6月号を見ていると「「古書を見る眼」を高める」という文が載っている。大学図書館に勤務する人で、「古書を見る眼」には書誌学的な本を整理する力と、研究者を支援するための調査・研究支援の力がいると言う。
古本屋も同じで、本のタイトルだけ知っているような記号的な知識だけではダメで、本に何が書かれているかをある程度理解していなくてはいけないと思う。今、古書業界が厳しい経営環境にあるなかで、何が高く売れるとか、「100円頭」のように相場より安く本を買うことばかりを自慢する風潮が強いなかで、良い本屋になるためにはそういう経済的なことは一旦カッコに入れて、読者がどういう本を必要としているかをまず理解することが大事ではないかと思う。どの本が良い本かということを大事にしたいと思う次第。
新着アップ10冊↓
週末は写真撮影の日
◇天気、晴れ 久々に晴れて初夏らしい一日。
今年も「油や」広報誌を発行します、第3号なのですが特集は「アーチスト・イン・レジデンス」、3年間の活動を振り返って特集にします。ということで週末は写真撮影の日、写真家のHさんが来てくれて、「アーチスト・イン・レジデンス」関連のアート作品、展示物、そして書籍などの写真を撮ってもらいました。「追分流」第3号は7月末までには発行したいと思っています、よろしくお願いします。
新着アッップ20冊↓
軽井沢ナショナルトラストの総会
◇天気、雨 雨がシトシトと一日降っている梅雨らしい一日。
今日は軽井沢ナショナルトラストの総会が午後にあって出席してきました。総会は決算と予算、活動計画などが議題ですが、今年で5年目になる「ブルー・プラーク」について熱の入った質疑がありました。
自分もNPO油やプロジェクトで、「旧油屋旅館」の建物の保全と有効活用ということをやっているわけですが、建物の保全には費用がかかりますし、有効活用もイベントなど企画するのに四苦八苦で、正直手ごわいです。
今日の質疑でも軽井沢ナショナルトラストはもっとガンバレという発言もありましたが、何が難しいかというと、歴史文化遺産の保全と有効活用はやはり儲からない仕事ですから、そこの壁をどう越えていくか?それが悩ましいところでしょう..ゆっくり進めて長い活動として続ければ、町の一番の財産になると確信はしていますが..
新着アップ16冊↓