カズオ・イシグロの視線

◇天気、晴れ

ついに日中の最高気温が0℃という氷点下の1日、古本屋の裏の小池が氷で覆われました。

夏に神保町に行ったときに新刊で買っておいた「カズオ・イシグロの視線 : 記憶・想像・郷愁(作品社)」を読み終えました。この本は書評というよりは研究論文に近いでしょうか、カズオ・イシグロの代表8作品に関する論文集で読み応えがありました。

小説というのは(昭和の私小説のような)日本文学よりも世界文学の方が面白い、その中でもやはり近現代を背景にした小説が面白い(古典的名作は別ですが..)と思うのですが、実は私はカズオ・イシグロをまだ一冊も読んでいないのです。この本を読んで、カズオ・イシグロを読みたくなりました。

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