古書を見る眼

◇天気、曇り。天気予報によると明日は台風が来るかもしれないとのこと..

「古書通信」6月号を見ていると「「古書を見る眼」を高める」という文が載っている。大学図書館に勤務する人で、「古書を見る眼」には書誌学的な本を整理する力と、研究者を支援するための調査・研究支援の力がいると言う。

古本屋も同じで、本のタイトルだけ知っているような記号的な知識だけではダメで、本に何が書かれているかをある程度理解していなくてはいけないと思う。今、古書業界が厳しい経営環境にあるなかで、何が高く売れるとか、「100円頭」のように相場より安く本を買うことばかりを自慢する風潮が強いなかで、良い本屋になるためにはそういう経済的なことは一旦カッコに入れて、読者がどういう本を必要としているかをまず理解することが大事ではないかと思う。どの本が良い本かということを大事にしたいと思う次第。

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