今年最初の神保町

◇天気、晴れ 温かいです、暖冬が続いています。

水曜日は今年最初の神保町へ本の仕入旅。靖国通りの古本屋街をブラブラ、今回は新刊書店を書泉、東京堂三省堂とパトロールしました!東京堂のいつもの売れ筋ウインドウで今週の第3位が池澤夏樹さんの「いつだって読むのは目の前の一冊なのだ」。週刊文春の「私の読書日記」16年分を1冊にまとめたもので「書評というのはすべて誘惑の文章である..散財にはご用心」とある。池澤夏樹さんの書評は貴重です、枕元に置いてコツコツ読んでいこう。

昨年の池内紀さんに続いて、新年早々、坪内祐三さんが亡くなった、本の案内人が少なくなっている、雑誌の書評はdマガジンで読めるが、雑誌の書評のレベルが昨今は非常にシンドイ、雑誌の書評を読んで読みたいと思うことは極めて少ない、むしろHonzの書評の方がずっとレベルは上だと思う。どうしてかというと今の書評は批評性がなくなっている、著者や出版社に忖度するようなコメントだけでは何がよくて何が良くないかがわからない、例えば亡くなった坪内祐三さんの書評などはメリハリがあったし、音楽批評で寺島靖国さんのJazz批評とかもCDを買うときに凄く参考になる。でも書評を書くことを仕事とする人が「本の出来が良くない」などと書けば次の書評の仕事がこなくなるので大変だとは思いますが..そういう意味ではしがらみのないHonzの書評などは凄く参考になると思います。Amazonの書き込みなども参考になるときもあるが、なんでも思ったことを書き込めばよいというものでもないのが難点である。

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