明治時代の電話帳

◇天気、晴れ。朝の気温は−8℃。日中も寒く、昨日の車の轍がそのままの形で凍っている。

暖冬というが、どうも追分にくると寒いような気がする。店に着いてすぐ薪ストーブをつけるが、なかなか部屋が暖まらない。オーバーを着ながら目録入力の作業を続ける。今日もなんとか5箱の本を整理することができた。作業中に明治時代の電話帳を発見、われらの大家さんである土屋市兵衛さんの名前を探すと油商・柳屋として電話帳に載っている、追分から東京に出て商売で成功した人だそうだが、その追分の家は家事で焼けてしまった。数十年を経て昨年に柳屋の建物が復興、我々が古本屋として今年から営業を開始することに、歴史を感じる。

夕方、店をでると「時幻さん」とはちあわせ。「時幻さん」は今日から営業開始だ、古本屋「追分コロニー」も早く営業開始するように言われる、一方、店のナナメ前の喫茶店の「ごんざさん」は今日から2週間休むとのこと。2月の天気予報によると暖冬は続くということなので、追分でももう少し暖かくなれば開店は早めに考えたい。