「正しい戦争と不正な戦争(風行社)」を読了

◇天気、晴れ。新緑が目に嬉しい季節になりました。
「正しい戦争と不正な戦争(風行社)」を読了。この本は昨年の参院選改憲を目指す「自公+維新」が勝利した時に買って積ん読となっていた本ですが、ウクライナの戦争が始まって読み始めました。内容の濃い本で、瓦せんべいを食べるように毎日数ペーシをコツコツと読み進んで全部読むのに2カ月以上かかりました~。
全部で19章からなり各章ごとに、戦争犯罪とか民間人の被害とか過去の戦争からの教訓的示唆があるのですが、今回は、戦争に3つのタイプがあるということだけを紹介します。
まず一つ目は戦争をしないという戦争論で非暴力主義、キリストのように「右の頬を打た.れれば左をも..」というように暴力に対しては暴力で反撃するのではなく、相手に暴力をふるわせることで暴力を振るう相手に悪を覚らす作戦、ガンジーや国家ではコスタリカ
二つ目は「正しい戦争」、つまり弱い国が侵略されたときは傍観してはダメで助けなくてはいけない。「正戦(Just War)」と呼ばれるもので、第二次大戦でドイツがチェコポーランドに侵略したことでイギリスが参戦したのは「正戦」の例。
三つ目は「聖戦(Holy War)」と言われる戦争で、自らの考えを正義として相手を悪とする戦争、十字軍などが典型例です。
歴史を振り返ると、平和な時期は珍しく、むしろ戦争が常態であり、平和は戦争を準備する期間といわれてもおかしくないそうです。20世紀は兵器が近代化し、戦争被害も過去の戦争と比較して厖大なものとなったわけで、21世紀は戦争のない世紀にという願望むなしくまたもやウクライナの戦争が勃発、そして地球が核兵器の恐怖にさらされている中で、人類は戦争を避ける知恵を持つことが出来るのだろうか..抑止力というのは、聖戦を行う国家には通用しないように思うのだがどうだろうか..戦争をする国がなんらかの方法でその報いを受けるような仕組みが考えれないのか.
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