浅間おろし

◇天気、朝起きたら雪景色、晴れだが、北風だ。

朝起きたら幽玄的な雪景色だ、コーヒーを入れていると晴れ間がひろがる、が、山小屋の屋根に木から落ちる雪の音が絶え間なく続く。山小屋には松とドングリの木が南北に屋根を覆うようにあって小枝に積もった春の重い雪が溶けながら落ちてくるのだ。外に出ると森の中はそのような雪のシャワーだ。ただ、地面には1センチも雪は積もっていないので雪かきはしなくても大丈夫、朝食後、先日買った冷蔵庫を佐久に取りに行く、思ったより大きく一人で持ち上げるのがやっとだ。店について、なんとか冷蔵庫をブックカフェに持ち込む。

佐久から見えた浅間山は雪をいだいて噴煙はいつもより多い、その噴煙はこちらにたなびいている、ということは、浅間おろし=北風だ。店に着いて、晴れているので外の均一台と看板をいつものように出すが、なんと看板が風にふきとばされて壊れてしまった、均一台もしかたなく店内に引上げる。外を歩く人影も今日は少なく、お客さまが軽井沢の「こぶし」の開花予想が15日くらいと教えてくれたが、春遠い一日であった。夕方、早々に山小屋に引き上げる。