またもや雷雨

◇天気、晴れ一時雷雨。

朝起きるともう昼だ、寝坊してしまった。あわてて店に行くともうお客さまが、暖簾をかけて即開店。ご夫婦のお客様は東京のアパートが同じだったTさんの紹介で旅の途中に立ち寄ったとのことでした。静かな追分だが、さすが土曜日なのでパラパラと来店が続く、が、2時頃に俄かに空が暗くなってまたもや雷雨となる。雷雨は1時間ほどで止み晴れたら空気が澄んで寒くなった。湯の丸高原から戻ってきたというお客様が山ではヒョウが降ったと教えてくれる。夕方、「住まいNet信州」の取材でカメラマンの人などが写真を取りに来る。7時まで営業時間を延長したが5時以降は今日もお客様は無しでした。その静かな夕方、値段付けの作業をしているときに中村真一郎の「読書は愉しみ」に堀多恵子さんの記述があったので読み始める、電話もないただひたすら静かな追分にいる充実の時間の過ごし方を読んで自分もこうなりたいと思う。店を閉めて外にでると群青色の空に三日月と金星が浮かんでいた。夜NHKで地方の問題をテーマに討論会をしていたが、規模の経済の法則に反して地方で生活を維持していくことは、東京以外に住んでいる人全員の問題と思う。村の古本屋の挑戦も大げさに言えばまさにこの問題との戦いになる。最低限の生活ができれば、地方には豊かな時間と自然があるのデス。