アンダーグラウンド・ブック・カフェ

◇天気、曇り後雨。

中央市のある月曜日、今日は古書会館で古本市「アンダーグラウンド・ブック・カフェ(UBC)」もあるということでいつもより1時間早い7時半に追分を出発。10時すぎに神保町に到着、すぐ古書会館へ。

この古書会館で開催されている「アンダーグラウンド・ブック・カフェ(UBC)」は、古本屋「追分コロニー」をスタートする時にもっとも参考にした古本市だ。というのは普通の古本市の中心客は、中高年の古本ハードショッパー達が少しでも古本を安く掘り出そうと眼をぎらつかせているので、雰囲気が落ち着かない。

ところが、このUBCは、ゆったりとした空間に渋い本が展示されるように並び、ちょっとした絵画ギャラリーのような感じの雰囲気になっていて、くつろいだ時間がすごせるのです。3年前に最初に行ったときに、その古本市らしくない場に「追分コロニー」も同じようなコンセプトで行こうと思ったわけでした。まあそうはいっても駆け出しの古本屋ではUBCにあるような立派な本はそうは簡単には集めることはできないので、今のところ真似をしているのは古本屋空間の作り方だけですが。

で、このUBCは今回がファイナルとのこと。重量級のイベントを開催していくのは、関係者のご苦労もたいへんと想像します。しかし、古本業界の将来を考えると、新しい顧客を開拓していく必要があると思うのですが、UBCはその方向性を示唆してくれたと正直感じました。ぜひ、エネルギーを充填して、装いもあらたに「UBCリターンズ」を期待しています。

UBCを見た後、中央市では、3山を落札。夕方、リッター170円のガソリンを満タンにして追分へ向けて出発。山小屋に到着して、テレビでサッカー観戦。