古本屋はつぶれる

◇天気、曇り時々晴れ。

昨日に続き雨のない週末日曜日。今日も店主に店番をお願いして山小屋でパソコン作業。すると3時頃に店主からサポート必要の電話、家族づれなど結構賑わっている一日とのこと。ところが自分が行くと急に人影がなくなり閑散に。少し本の整理作業をして閉店、山小屋に戻る。

昨夜、UBCで買った佐野繁次郎コレクションが載っている「spin03]を読んでいると、「書肆アクセス閉店をめぐって/畠中理恵子近代ナリコ対談」の中で、近代ナリコさんが「古本屋さんには申し訳ないけど均一台一辺倒です」と発言している。昔、「おに吉」という中央線の荻窪西荻・吉祥寺の古本屋さんが出しているフリーペーパーで穂村弘さんが、「古本が安く買えるのは嬉しいが、古本屋はつぶれないでくれ!」という文章を書いていたが、もし、古本屋に来る人が皆、均一台一辺倒だけの人になれば古本屋の多くはつぶれると思って悲しくなった。

当店でも50円、100円の本を買って領収書をという転売目的の客が時々いるのだが、本好きの人がCDやコーヒーにはお金を使うのに古本は100円しか買わないというのはなぜなのだろうか?まぁ、ボヤいてもショウガナイけど。古本屋としては店の中でも本を買ってもらえるよう努力を続けるしかないからネ。新着アップ8冊。