ヒグラシの声

◇天気、快晴

中央市の翌朝、朝寝坊。コーヒーとお粥の朝食。日差しが強くてベランダに出るには暑すぎる。朝食後、店に行き、昨日の荷物を店に積み込み、メール注文本の梱包をしたあと、本の整理作業開始。本をひたすら掃除して今日一日が終わりました。本の掃除をしながら本の内容をチラチラ確認する作業は楽しいが、ビジネスとして考えるとしんどい仕事だと思う。苦即楽です。

昨日、古書会館に往復する車の中で「全古書連ニュース」の総会要旨と各地の組合の状況について「レイル・ホビーズ」さんとグダグダと話をしたのだが、古本屋、とくに地方の古本屋は絶滅寸前ですネ。先日、NHKでみた小笠原諸島の絶滅危惧の動植物と同じだ。高度成長期には天敵もなくわが世の繁栄を謳歌していた古本屋が、80年代以降古本屋をとりまく環境が悪化し、ここに至って、ブックオフとアマゾンという強敵も現れ青息吐息。今日、漁船がストをしていたが、全国の古本屋も一斉にストをしても良いかも。「日本の古本屋」がないと困る人は多いはずだ。でもブックオフや組合に加入していない古本屋が店を開けているからあまりインパクトないか。古本の質が違うのだけどネ。

夕方、スーパー「ツルヤ」で買い物をして山小屋に戻ると、ヒグラシの声が聞こえる。夏本番だと思う、今週の木曜日から8月下旬まで休みなしで営業する予定。体調を壊さないようにしないと。新着アップ8冊。