図書館のことで意見交換

◇天気、晴れ

木曜日なので開店日。今日はだいぶ気温も下がって、ブックカフェの窓を開けると風が寒く感じるので、入口だけを開けて開店。開店後に来られたお客様二人と、中軽井沢に計画されている図書館のことでいろいろ意見交換をする。

中軽井沢新図書館で自分が一番心配しているのは、図書館総合研究所(TRC)が新図書館の本棚を請け負うことで、無料貸本屋のような図書館が出来てしまうこと。そうなると本棚にはブックオフの100円コーナーにあるような本が並ぶことになる。

本来、図書館は地域の情報を発信できる資料性のある本棚や地域の活動を支援する本棚を持つべきで、ベストセラー本を中心とした旧来型の図書館は、本が大量出版される昨今では、新刊本の墓場になりかねない。

既に、町の関係者を含めた有志の人とはそのような会話はしているのだが、やはり提案書とか要望書のようなペーパーにまとめて、具体的な活動をしていく必要はあると思う。でないと、新図書館の建物図案が6月に突然発表されたと同じ様に、ある日突然、新図書館の本棚は図書館総合研究所(TRC)が請け負うことになりました、などと発表されるリスクは大いにあると思われます。なにしろ、図書館はどこでも人手不足で、軽井沢教育委員会+図書館も人手不足の例外ではない。TRCは商売したたかに、「ではお手伝いをしましょう、ソリューションをお持ちしました」、などと甘い提案を持ってくるのは得意のはずで、いったん、その提案に乗ったが最後、出来上がる図書館はつまらない貸本屋になってしまうのである。

そんな会話を長くしていても古本屋は静かだったのですが、2時を過ぎた頃から少し散歩のお客様がありました。ヘディンのシルクロード探検本を買ったお客様がヘディンの親族の人と会ったことがあると言っていました。このお客様、数冊をさっとお買い上げいただいたのだが、どれも渋い本でした。新着アップ8冊。