「滅亡か復権か」の感想(1)

◇天気、晴れ

今日は暖かい一日、佐藤豆腐店の道沿いの山桜が少しだけですが開花しはじめました。今朝は店主が「こもれびの里」での定期健診のあと、この25日(日)の「軽井沢散策」の下見に行こうというので現地を見に行きました。町内をドライブしたのですが、コブシがアチコチで咲いていました。週末の天気も良さそうです、一緒に軽井沢の春の花をたのしみましょう。メール、もしくは、電話をいただければ、集合場所を連絡します。よろしくお願いします。

今日からこの日記で先週の古書連の大市でのシンポジウム「滅亡か復権か」の感想を書いてみたいと思います。シンポジウムは古本屋の生き残るヒントをゲストからもらいたいという趣旨で開催されたもの。最初の講師は国立国会図書館長の長尾氏です。

長尾氏は現在、国会図書館で本の電子化を進めているわけですが、本の電子化により近い将来、人はまず電子本を読んで興味あるものを絞り込んだあとで、紙の本を買うようになる。だからデジタル化が進んでも紙の本を扱う古本屋の存在が必要とのことでした。

しかし、なぜ電子化が進むかといえば、電子本の制作コストが一番経済効率がよいからであり、効率が良いデジタル本は、効率の悪い紙の本をあっという間に淘汰すると思われます。そのときに、紙の本は大量出版ができなくなり高価になるはず。それでも本が好きな人は、紙の本を買うとは思いますが、簡単には買えない贅沢品になる予感がします。新着アップ7冊。