ひとつの生態系

◇天気、晴れ

今日は暖かい一日でした、先週から外出のときは毛糸の帽子を使うようにしたのですが、今日は帽子は必要ありませんでした。

月曜日ですが東京の市場に行かず、来る水曜日の栃木の市場と来週の月曜日の長野の市場に向けて本の整理を続けました。店の２階が本の山に埋まっています。というのは本来、買取などがあればすぐ整理をするのですが、今年は「油や」のことで手が回らず、単に店の２階に運び上げてそのままということもしばしばあったからです。

今日も結構本を縛ったのですが１〜２日かけても２階の倉庫の見かけはまったく同じで、ボチボチやるしかありません。それでも組合の市場に出品して在庫本が売れるというのはありがたいことです。古書組合というのはひとつの生態系で、中小の古本屋さんが集まることでお互いに助け合って共存している場所といえます。

したがって、古本屋というのは一定の数がなければ生き残れない、数が減ればトキのように滅んでしまうでしょう。組合の市場は全国ほぼ全県にあるわけですが、昨今は閉店する古本屋さんも多くいろいろ厳しい状況が聞こえてきます。

もし古本屋の数が減って組合の市場がなくなってしまえば、今度復活しようにも、トキを復活させると同じようにたいへんな労力が必要です。今は厳しい環境にありますが、なんとか協力しあって古本屋という森＝生態系を維持してかなければいけません。新着アップ４冊