岩波文庫古本フェア

◇天気、曇りのち晴れ

昨日の嵐のような雨は朝に止んだのですが、今日はすごい風です。芭蕉の「更科紀行」で「吹き飛ばす石は浅間の野分かな」という句がありますが、これは秋の台風の句。これほどの春の暴風雨は珍しいのでは。

風のせいでしょうか今日は開店すれどもお客様は限りなく少なく本の整理に注力する一日でした。

今年は岩波書店100周年ということで、GWから「本のまち・軽井沢」の春の企画として「岩波文庫古本フェア 」をすることにしました。
→ http://ecomu.info/honnomachi/images/flyer_2013spring.pdf

太平洋戦争の時に戦場でもっとも読まれた本が岩波文庫であり岩波茂雄が本屋をやっていて良かったとつぶやいた原点だと思います。出版から本屋まで未曾有の逆境にある中で今年は岩波文庫にじっくり取り組んでみたいと思っています。

「真理は万人によって求められることを欲し..最も困難多きこの事業にあえて当たらんとする..」三木清が下書きをしたという「読書子に寄す」の文は今の古本屋の応援歌とも読めますネ。

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http://www11.plala.or.jp/colony/new_books.html