仕入れるのが難しい

◇天気、晴れ

連休に最高の秋晴れです、山小屋の庭にあるツリバナの赤い実がもう地面に落ち始めました。

飛び石連休の日曜日で店番の担当だったのですが、ここまで天気が良いとアウトドア日和、本屋は少し不利という感じの一日でした。

届いた古書組合の月刊誌を見ていると10月は東京・大阪などで「古本屋になる」講座が開かれる予定です。最近発行された「古本屋になろう」という本も売れ行き好調のようで、古本屋という商売は人気がありますネ。

そういう私も8年前に脱サラして古本屋になったわけですが、古本の商売で一番わかりにくいのは仕入れだと思います。お客様からの買取りや組合の市場でのセリが主な仕入れ手段ですが、なかなか思ったような本を仕入れるのが難しいです。

最近はブックオフなどで安い本、とくに百円均一本をセドリして古本屋を始める人も多いようですが、この「安い本」を買うスタンスだと古本屋になってかなり苦労すると思います。

理由は簡単で、良い本は平均的には値段が高く、安くは良い本が買えないからです。そして安い本ばかり買っていると(しかも安い本は買いやすい!)どうしても在庫は貧弱になり、店は魅力ないものとなります。「古本屋になる」講座に参加を考えている人、とくに若い人はそのへんを意識して講座を聴講することをお薦めしたいと思います。

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