台風のその後の状況取材

◇天気、快晴。

朝、寝坊していると山小屋のブザーを鳴らす人が。テレビ信州の記者とカメラマンの人が台風の被害とその後の状況を取材させて欲しいという。台風の直後も取材を受けたのでそのフォローか。質問は倒木の片付けの負担の話しから始まったのだが、「軽井沢町全体で倒木の片付けがあまり進んでいないことにどう思うか?」との問いに、軽井沢町の災害対策について不満を述べる。これは古本屋にくるお客さまの共通した認識だ。台風の災害後、軽井沢町の職員の人から一回も連絡や調査している姿がないこと、どのような被害が町にあったのかという情報発信が皆無であること、NHKのニュースで私有地や国有地が多いことを理由に町が第三者的な発言をしていたことなどを話す。少し厳しいコメントをしたが、事実なので仕方がない。

この秋、浅間山の火山噴火の際の災害対応が新しい方針に変わったが、この台風災害の対応での軽井沢町の存在感の無さは自分を含めて多くの人の災害対応に対する不信感をつくり出したのではないだろうか?等ということをしゃべる。自分のインタビューは少し辛口のコメントだが、いろいろな人に取材して客観的に報道してもらって、状況の改善につながればよいと思う。まずは現在でも多くの倒木が放置されている1000メートル林道沿いの国有地をなんとかしてもらいたいものだ。国有地は国や林野庁がなにかをするのは期待できない、軽井沢町が国有地なので手が出せないといった途端、誰も何もしない状況が続くことになると予想します。

取材のあった後、店に行き開店。今日も快晴で穏やかな一日。散歩やドライブをしていると思われるお客さまが今日も店にきてくれる。それでも3時を過ぎると一気に寒くなり人影はなくなり追分は静寂そのものだ。いろいろ片付けをして店を閉め、山小屋に戻る。少し休憩して東京に向けて出発。今年最後に東京行き。新着アップ8冊。