100円本はラーメンみたいなもの

◇天気、晴れ。

快晴が続いているが、沖縄には台風が来ているみたい。台風と言えば、昨日届いた軽井沢新聞によると去年の台風で一番の被害は追分地区だったそうだ。

昼前に郵便局で振込をした後、店に行き開店。今日も静かだが明日からの3連休、どうでしょうか。入口左の地元ゆかりの作家コーナー上の全集棚が本の重みでごくわずかだが曲がっている気配があるので、白樺の倒木を切ってつっかえ棒にように棚の下に入れるとうまい感じになりました。

夜、山小屋に戻ってニュースを見ていると今日もトップニュースは米。工業用のコメが転売されるうちに食用に転用されていたと。転売と言えば、古本も毎日のように古本屋の均一棚やブックオフを廻って古本を100円で仕入れてアマゾンや一箱古本市で売る人が増えている。自分が谷根千一箱古本市に参加した時は、読んだ本を出品する単なるガレージセールスと思っていたが、どうも営利目的の活動が活発になっているみたい。こういうのをサヤ抜きというが、あまり感心しないなァ。

古本屋としてさらに言うと、100円の本は良書が少ないと思う(とくに最近は)。もちろん掘り出しの100円本もあるし、100円本を読んでも害はないが、もし数年に渡って100円本ばかり集めて読んでいれば、それは(日本の古本屋の店内で売っているような)普通の本を読んでいる人に比べれば、損をしているのではないか。特に若い人が100円本だけを読むのは良くないと思います、ホント。100円本はラーメンみたいなもので、昼に時々食べるのがおいしいのであって、毎日主食にして数年たてばどうだろうという感じ。新着アップ8冊。