文庫を並べる平台

◇天気、晴れ

今日も快晴、浅間山の噴煙がこちらに向かってくるので北風です、気温も低く寒い一日。今日は午後に国道沿いのリサイクルショップを覗いてみた。春に「境内アート小布施」に出店するので手頃な棚がないか探しに行ったのだ。で、結果は文庫を並べる平台がひとつ安く手に入りました。そのあと夜まで、店に戻って本の整理を続ける。

小田光雄さんの「出版状況クロニクル(http://www.ronso.co.jp/netcontents/chronicle/chronicle.html)」は出版業界の実情を理解する興味深い読み物だが、今回、筑摩書房社長の菊池明郎がインタビューに応えて『返品の削減と書店のマージンアップが必要であり、そのために買切、時限再販を導入すべき...』と言っている。

筑摩書房の「ちくま文庫」や「ちくま学芸文庫」は良書が多く、古本屋でもっとも人気のある文庫である。従って、仕入も難しく値段も最低でも定価の半額以上と高い(古本で100円本だけを買い漁っている人などが絶対買えない文庫は、ほかに講談社学術文庫講談社文芸文庫、中公文庫などがある)。その古本で手に入れにくい「ちくま文庫」や「ちくま学芸文庫」の返品率がなんと40%を超えているそうで、これは「驚き」です。筑摩書房が「書店マージンは35%から40%の買切、発売後の一定の期間を過ぎたら価格拘束をとく時限再販をミックスさせる」のであれば、在庫はあっという間に売れてしまうと思うがどうだろうか。新着アップ6冊。