問題顧客第2号

◇天気、晴れ

終戦記念日の土曜日。通常より1時間ほど早く11時に開店。蕎麦屋「ささくら」さんでは既に開店を待っている人達がいます。追分コロニーは、「ささくら」さんの行列待ちの間に古本屋を覗こうという人もたくさんいて商売的に恩恵を受けているのですが、この時期は立ち読みの人も多く本棚が結構乱れるということが悩みの種です。靴を脱いで上がる古本屋なので本棚やスリッパなどをもとに戻すだけで結構ドタバタします。まあ普段はまったく閑散なのですから、賑やかなことに文句を言ったらバチが当たると自戒しています。

しかし、今日の夕方は常連のマナーの悪い、許せない客が出現。外の100円均一台の本を持ってきて「線引はないでしょうな」と言うので、「外の本は難ありの本で、従って100円なのです」と説明すると、パラパラとめくって「ここに鉛筆書きがある、消しゴムを貸してくれ」という。丁重にお断りすると、「領収書をよこせ」という、これもお断りして、「買うのであれば外の貯金箱に100円を入れていただければ結構です」というと、「1000円札しか持っていない」と言う。

実はこのお客様、「追分会」でも名の通ったお方で、それが故にこれまで我慢していたのだが、これからずっとこのような会話をするのは嫌でもあり、「お客様のしていることはマナーが良くない」ときっぱりと申し上げると、先方もムッとしておどし文句のようなことを言うが、こちらは毅然とした態度で対応しました。

「追分コロニー」では、依然、似たような問題顧客で100円本を買って領収書を要求し、かつトイレをかならず使う「トイレ男」という方のご来店を遠慮いただいたことがあるのですが、今日の方は問題顧客第2号です。いずれも転売目的で古本屋を漁る常連と思われます。

そういう嫌なこともありましたが、一日としてはいろいろなお客様で賑わって楽しい一日でした。夜はその心地良い疲れを癒すように盆踊りの音楽が流れています。新着アップ6冊。