安売り以外のニーズ

◇天気、晴れ

朝起きると雪景色、積雪は3〜5センチくらいでしょうか。しかし、日中は日差しもあって雪はみるみる融けました。

今日は店に行って一日中、本の整理。市場で本を仕入れたり、買取もあったりする一方、今は週末のみの開店ですので本の山はなかなか減らないというよりもむしろ新燃岳の溶岩ドームのように大きくなっています。

今日も「本の生態系」の話を続けます。古本屋は「単独では生き残れない」ということで組合の市場の重要性を書きましたが、組合の市場だけでは十分ではありません。古本屋が生き残るためにはお客様の理解というかサポートも必要です。

ブックオフが安売りを続ける中で、経済的なことだけで言えば安売りには勝てません。町歩きをゆったりしたり、本の空間が好きだという人が、安売りはしなくてもよいから、古本屋を存続させてほしいという安売り以外のニーズに応える努力が肝要かと。

つまり古本屋がお客様と協力して、古本屋という空間を守っていく、「本の生態系」を維持するためにはそういう古本屋と本好きの客が相互に恩恵を受けるような関係も必要かと思うのです。新着アップ6冊。