トレーディングと同じ

◇天気、雨

3日連続で雨です、店の裏庭のボケの赤い花とヤマブキの黄色い花が満開、地面の雑草もグイグイ伸びはじめました。

さて「ネットでの古本販売」の話です。「ネットでの古本販売」は古書組合が運営する「日本の古本屋」と「アマゾン」があります。「追分コロニー」がネット販売を行っているのは「日本の古本屋」サイトです。

「アマゾン」は本を購入するのに非常に便利なサイトですが、マーケットプレイスという古本販売で古本の値段をプログラム=「古本値付けロボット」で操作することができます。

そしてアマゾンに参加している古本屋の多くが「古本値付けロボット」を使っていることから、値下げ競争で古本の値段がビジネスが成り立たないほど下落をしているという問題が加速しているのです。

象徴的なことが1円本の大量発生です、こずかい稼ぎの兼業古本屋から専業の古本屋までがこの値下げ競争を行っていて、皆、値下げ競争は馬鹿げたことと思っているのに自分だけが値下げしないと本が売れないといういわゆる「囚人のジレンマ」状況に落ちいっているわけです。

この値下げ競争は古本を株や為替のトレーディングと同じ状況にしているわけで多くの古本屋さんを廃業に追い込むと容易に想像できます。

自分は銀行で20年以上為替や証券を取引してきたわけですが、古本屋になってそのノウハウが活用できるとは思ってもみませんでした。新着アップ12冊