金儲けの対象

◇天気、晴れ

快晴です。今日は店番を店主にお願いして一日中、エコセミナーの資料作り。エコセミナーは今年は開催していないのですが、昨年から会員制に移行していて、その会員に毎月レポートを発送しています。

この日記もエコトークと言うタイトルのとおり、スタートした当初は古本屋としての暮しのほかに、古本屋の商売についての話も少なからずしようと思っていました。

というのは生計を立てていくためには経済も大事、儲けを目的としない古本屋の暮しと商売を楽しく語ろうと思ったわけです。ところが最近は古本の売買が株式や為替と似てきていて、本当に残念です。

先週末から今日まで世界の株式市場は暴落、為替も円高が進んでいます。この動き、エコノミストたちは後追いでわかったような解説というか説明をテレビなどでしていますが、異常な事態であり、本来おかしいと思わなくてはいけないのではないか。

アマゾンの古本が1円であったり、ブックオフで100円本を売っているのと同じで異常なのです。おかしいことをおかしいと思わなくなったらおしましです。為替が大きく円高になったり、株式が一日に何百円も動くのは異常でしょう。

人間の儲けたいという「異常な欲望」の裏返しが「恐怖の暴落」を招くわけです。古本も本好きが「本」が目的でなく、金儲けの対象として本を売買するになったことが1円本や100円本という現象を生んでいることをまずは認識しましょう。新着アップ5冊