安い本の弊害

◇天気、晴れ、夕方になって雨

9月2回目の週末です、夏から秋の移行期で追分は静かです。夕刻来店されたお客様が「絵本の森」での「えほんサロン(阿部弘士さんゲスト)」が盛況だったヨ〜と言っていました。

昨日の日記をもう少し続けます。古本屋にとって古本の価格が低迷しているのは商売として厳しいのですが、購入者にとって古本は安い方がよいのか?

答えはNOです、購入者にとっても安い本は弊害が大きい。安い本だけを買うのは、食事に例えれば毎日ファストフードばかりを食べているのと同じ、ファストフードの栄養バランスが悪いのと同様に、100円均一本しか買わないのは、多様な古本の世界を自ら放棄していることになります。

古本といえば掘り出しの楽しみがあるのはわかりますが、安い本の弊害ははるかに問題が多く、特に将来がある若い人はぜひ自らの可能性を狭めることなく良本との出会いにチャレンジしてほしいと思わざるを得ません。新着アップ6冊