そして誰もいなくなった

◇天気、晴れ

店を開けない水曜日ということで今日は山小屋でパソコン作業、3時ころからネット注文本の対応で店に行って少し本の仕事をしました。

昨日の日記で「高遠本の町」に疑問あると書きました、「高遠本の町」については彼らが活動を開始した5年前から注目して追っかけていましたので、ここまでというか現状には本当に失望しています。

古本屋の仕事というのは、古本を買取り、店に重い本を運んで、本を掃除し、そしてそれを棚に並べて売ると言う単調な作業です。でも古本屋は皆本が好きで古本屋をしている。

しかし、そういう古本屋の仕事はマスコミネタにはならない。マスコミは99%の日常はニュースにせず、1%の非日常をニュースにする。古本喫茶、古本酒場、古本フェスティバル、そして本の町、こういう派手な活動はニュースになる。

しかし、こういう派手なパーフォーマンスは大変そうに見えてやるのは古本屋の仕事と比べれば簡単です、そしてニュースになる、一方、古本屋をやっていくのは大変です、そしてニュースにもならない。「高遠本の町」の「本の家」は6人でスタートして、そして誰もいなくなった

北尾/斎木の両氏が本当に本の町を作りたいのであれば、古本屋を一軒高遠でやることに汗をかくべきだと思います。原点に戻って地に足をつけて活動するということ、もちろん長野の古書組合にも加入することを薦めます。新着アップ3冊。