古本と同じ

◇天気、雨のち霧

昨夜から気温が上がって朝はみぞれまじりの雨です、その雨の音で目がさめました。しかも気温が久々に0℃以上になって地面の雪から湯気がでているような感じですごい霧が発生しました。視界がほとんどきかず車を運転するのが怖いくらいです。

しかし、注文本を発送するために隣町である御代田(みよた)町の郵便局にいくと霧はそうでもなく、戻ってきて中軽井沢のクロネコメール便を持っていくと、中軽井沢も霧はそうでもありませんでした。霧が深いのは追分だけ!おそらく微妙な標高の関係でしょうか?

その車の中でNHKラジオを聞いていると出演しているのが、地元「軽井沢ガーデンファーム」の社長さん。農業の話をしていましたが、これがほとんど古本と同じ。

どう同じというと、農業ではやはり安全でおいしいものを食べたいネ、ということで生産すると当然値段は高くなる、値段が高いと結局「安全でおいしいものを食べたい」と言っていた人も結局安い輸入物などを買ってしまう。

「安全でおいしいものを食べたい」という人で最終的に値段が割高でも買ってくれる人は、ごく限られた人たちで、その人たちに限定して小規模で農業を産地直産的に営んでいればなんとか農業はやっていける。

古本も同じで、「古本屋がなくなったら困る、古本屋めぐりができなくなる」と言っているひとでも、結局ブックオフで100円本を漁っている。結局値段の安さに負けているところがあるわけで、その人たちが悪いわけではありません、経済の法則です。

今日、アマゾンがシアトルでリアルショップを計画しているというニュースを見ました、その目的はKindleの販促にあるそうです。

『「本はやっぱり紙だ」などと言っている人に、ぶらりと店に入ってきて各種のKindleを試してもらい、最新のスティーブン・キングの小説はKindleでしか読めないと知れば、そういう人もこれからはデジタル化が必然なのだと悟る』といいます。

電子本は安売りを武器としているので「本はやっぱり紙だ」と言っている人も、ニュースで言うとおりで安ければ電子本に流れるような気がします。おそるべしアマゾンです。新着アップ7冊