日経新聞にセドリの記事

◇天気、晴れ

快晴ですが梅雨明けではないそうです。

今朝はまず電器屋さんと「油や」の電話と無線環境の打ち合わせでスタートです。そのあと午前中に別の打ち合わせが一件、午後は銀行との打ち合わせなど。夕方に本の仕事を少しという一日でした。

日経新聞にセドリの記事がでていましたネ、主婦などがこずかい稼ぎでセドリをしていると..セドリというのはブックオフで100円本を買ってアマゾンや青空古本市などで売ってこずかいを稼ぐ人のことです。

セドリは「こずかい稼ぎ」を目的をしていて、「本」を目的として古本屋を廻る人たちとはまったく人種が違います。「本」を目的とした人が買った本は蔵書と呼ばれます、一方、「こずかい稼ぎ」を目的とした人の本は在庫と言います。

また蔵書は「本を大事にしてほしい」という思いから古本屋に持ち込まれます、この作業を蔵書整理といいます、蔵書整理では利益はでません。なぜなら蔵書整理は定価で買った新刊本や500円〜2000円くらいの古本を100円〜500円くらいで古本屋さんに売ります、つまり損です。蔵書は良書が多く古本屋を経由してまた次の蔵書家へわたります。

一方、在庫処分は100円で買った本を「こずかい稼ぎ」のため300円〜500円くらいで売ります、つまり利益です(但し、自らの人件費をいれれば損かもしれませんが..)。これらの本は安いなりの本です。在庫は古本屋に持っていっても買取をしてもらえず、どんなにアマゾンや青空古本市などで売っても、家の中でガン細胞のように増殖を始めます。

古本屋も商売だからカネ儲けじゃないかと言われるかもしれません。古本屋だから生活費を古本を売って稼ぐ必要はあります、しかし、古本屋の多くはいったんカネ儲けを忘れて本をまず買います、つまり古本屋が楽しんでいるのは本です、カネ儲けではありません。古本屋さんの多くは本が好きだからです。

一方、セドリをしている人は「カネ儲け」を楽しんでいます。この「カネ儲け」目的のセドリが大流行しているというのを嘆いているのですが、こんなことを書いていると言われるでしょうね、「こずかい稼いでなにがいけないんですか」と。新着アップ5冊