「高原古本市」の振り返り(2)
◇天気、晴れ
今朝は買取が1件ありました、地元追分の別荘の人でお宅に伺うと予想以上に量があって車の後ろが満杯になりました。
さて「高原古本市」の振り返りの2回目です。「高原古本市」のもうひとつの狙いは新規顧客開拓です。
古本のお客様というと中高年男子が9割以上でしょうか。その中高年男子が高齢化で古本業界は加速度的に顧客を失っています。一方、若年層は本を読まないと言われているデジタル世代です。
古本業界は今の阪神タイガース状態で世代交代が行われずジリ貧になっていると考えてよいでしょう。そういう状況ですから、新規顧客、とくに若年層や女性層の顧客開拓が必至なわけです。
ではどうやって新規開拓を行うかというと結構これは難しい命題です。
夏の追分はツーリストや休暇を楽しむ人がやってくます。「本のまち・軽井沢」が「めざせルデュ!」ということで3年前に活動を開始したのですが、軽井沢はヨーロッパなどのブック・ツーリズムと同じ条件が揃っていると思います。
そうであれば「本のまち・軽井沢」では古本の新規顧客開拓も可能でないかと思うわけです、実際、今回の「高原古本市」では普段は古本を買わないが、休暇中なので本でも読もうかという人がたくさんいました。つまり「高原古本市」は普段から古本を買う中高年男子以外の新規顧客を開拓できる古書展示即売会だと思います。
「高原古本市」を開催して良かったと思うわけです。新着アップ2冊