泣く泣く断裁

◇天気、晴れ

昨夜は凄い雨だったみたいですが、熟睡していてまったく気がつかず。夏のマラソン営業の疲れとオリンピックの深夜テレビ観戦の寝不足の後遺症でしょうか、夜は熟睡で朝寝坊しがちです。

今日も少し朝寝坊して店にゆっくりめに行き、さて本の整理でもしようかというときにお客様2〜3人と話をしはじめて、なんとなく一日が終了しました。

今日のお客様の一人はかなりの数の本を書いている人で、曰く、かなり力をいれて良い仕事をしたと思っていた本でもまったく売れないのがある、そうすると出版社は著者が引き取るか、あるいは断裁しますというので、泣く泣く断裁したら、今度は品切れとなって古本値が1万円を超えて、欲しいという人が何人もいる。

1万円も古本値がするので今度はその断裁した本を電子本にするという、著作権料はわずかで出版社は著者などの作家や本をカネ儲けか使い捨ての道具と思っているというお嘆きでした。

これから電子本の時代になると、出版社は本屋とか古本屋とか図書館も不要だと思っている気配があって、本の文化は風前の灯という話。こうなると古本屋と著者が協力して著者は出版社に著作権を売らない、古本屋は本を断裁などせず長い期間をかけて本を売るということで利害が一致するのではないだろうか、等と考えてしまいました。

しかし、そういう古本も安く買いたいという客と、古本を均一本としてダンピングする古本屋もいて、しんどい状況なので「本の文化」を守る解決策はあるのでしょうか。新着アップ4冊