良い本を棚に並べる

◇天気、雨

お彼岸の週末なのに雨です、気温も相当下がってストーブをつけたい感じです。

雨の降る中、昼前に店に行って開店です。今日は「油や」は猫町珈琲店がオープンしている日なので帳場番をお願いして、店主がコロニーの店番、自分は本の整理に注力しました。

今日は「油や・ギャラリー一進」での五味さんの展示が最終日です、夕方にご挨拶に行って少し話をしました。

絵画展をするときはいつも絵が売れてほしいと思うのですが、五味さんによれば絵を売ろうと思っても簡単には売れない、いい仕事をすることに集中していればなんとかなるとのことでした。

古本も同じだと思います、売ろう売ろうと思うと売れない、まずは良い本を棚に並べることを頑張ればなんとかなるという感じです。

マルクスの「経済学批判(岩波文庫)」はまさにそのことを書いた本で、最初にこの「経済学批判」を読んだときはチンプンカンプンでまったく理解できなかったのですが、今はよくわかります。

古本で言えば、人はお金で本を買うわけですが、あるとき、その本を売ってお金を儲けようとする。そのときに本の文化は危機にさらされるということを本当に注意しなくてはいけないと思います。新着アップ5冊