私小説

◇天気、晴れ

今日も寒いです、浅間山の山頂の雪が消えません、このままずっと冠雪したままでしょうか。

今日は注文本の発送で郵便局に行ったあと、観光協会に行って来ました。来年は観光協会を窓口にした旅イベントを企画していて「油やプロジェクト」として観光協会に加入の申込書を提出してきました。旅イベントは詳細決まりましたらまたこの日記でお知らせしたいと思います。

枕もとに本を20冊くらい置いて寝る前に平行して読んでいるのですが、最近読み終えた本に「私小説作家論(山本健吉)」と「私小説名作選(集英社文庫)」があります。日本の小説というのは私小説、つまり作家身辺の経験を書いたものと理解しているのですが、正直なところしっくりきません。

古本屋なのでそれではいかんと思い、棚にあった上記の2冊を読んで少し勉強しようと思ったのですが、「私小説作家論(山本健吉)」が(最近の書評のような商業的推薦文ではなく)文芸批評であり、むしろ自分がなぜ私小説がしっくりこないかが少しわかったような気がします。

いまのところ自分の結論としては日本の小説は小説としてではなく、むしろエッセイとして読むと面白い、そういうふうに感じます。もう少し作品を多く読めばまた感じ方も変わると思いますが、古本屋業は本当に忙しくて本を読む時間がなかなかありません、困ったものです。新着アップ5冊