小さなひとつの世界
◇天気、晴れ ♪太陽光発電 90kw
快晴でハルゼミがうるさく鳴いています。
今朝は買取の予約があって中軽井沢へ行きました。新しく引っ越してきたという人で普通は引っ越し前に本は整理すると思うのですが、引っ越して来たら本が新しい家に入りきらないみたいな話と思われます。
段ボール10箱くらいでしたが今日は結構暑くて大汗でした、山小屋に戻ってシャワーをあびて昼からは店番です。今日も追分は静か、売り上げは限りなくゼロに近く、持ち込みの買取りも2件あってキャッシュフローはマイナスという一日でした。
しかし、買取というのは古本屋の仕事のなかで一番の重労働ですが、一番楽しい仕事でもあります。ある意味、お客様の蔵書をまとめて譲っていただけるわけで、しかもその蔵書がひとつの小さな世界を作っているようなときは特に感心したりするわけです。
この小さなひとつの世界を作るというのはちょっとした編集のような仕事であり、本が好きな人はそういう編集のような作業を楽しんいると思いますし、古本屋が本棚をつくるのも同じようなことだと思います。
そういう意味で、今回のブルータスの古本屋特集が面白い、おすすめですと言ったのは、各古本屋さんがそういうテーマをもっている、その点にフォーカスをあてて取材しているのが面白いと思ったわけです。