海文堂閉店(2)

◇天気、晴れ

今日も暑かったです、昨日より風がなくてその分暑く感じたのかもしれません。

さて海文堂について今日も続けます。アマゾンやブックオフの出現で今は確かに出版(上流)から本屋(下流)までたいへん厳しい状況にあるわけですが、古本屋の自分としてはそのような状況でどういう対応が出来るのだろうか?とまずは考えたいし、そしてできることは行動していきたいものです。

自分は実家が関西ですから毎年盆暮れには関西に行って、本屋廻りというか街歩きをしていました。海文堂も神戸に行けばかならず覗く本屋であり、特に児童書のコーナーはかなり充実していましたし、他の棚も渋いラインアップで「こんな本があるのだな」という出会いが楽しめる本屋でした。

その海文堂の売り上げは96年のピークから6割に減ったと報道されています。ちなみに業界の動向をレポートしている「出版状況クロニクル」の今年新年のブログを見ますと96年から12年まで出版物の販売は65%に減っています。
→ http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/20130201

特に雑誌の落ち込みがひどいですが、海文堂の本棚の構成(書籍の割合が多いという印象)を考えると、6割に減った売り上げの原因は業界の動向に加えて、海文堂固有の原因もありそうです。続く..

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http://www11.plala.or.jp/colony/new_books.html