文化事業

◇天気、晴れ

晴れて寒いです、今朝も最低気温は−5℃でした、ストーブが活躍する季節になりました。

今日は予定のない一日です、店に行って本の整理をする一日でした。先週の「油や」の打ち合わせの議事録を書いて関係者にメールで発信したのですが、来年に向けていろいろなことを考えます。

「油や」そして古本屋というのはいわゆる文化事業だと思いますが、商業的なビジネスと違う難しさを痛感しています。例えば、今年は映画の「風立ちぬ」があって、たくさんの人が堀辰雄文学記念館をめざして追分を訪れてくれたわけですが、作家の作品や古本が飛ぶように売れたということはありません。

もし「油や」を商業的なビジネスとして営業の戦略を立てるのであれば、「風立ちぬ」饅頭とか、堀辰雄Tシャツなどのおみやげを作っておけばある程度は儲かったかもしれません、でもそういうことはしたくない。

やはり文化事業というのは、精神的な活動であるわけであり、作家であればものを作る愉しみというか、古本で言えば本を選んだり本棚を編集するのが楽しいのであって儲けは一義的な目的ではなくて、そのへんのバランスが難しいです。

「働き一両、考え五両」といいいます、この冬によく皆で意見交換しながら考えたいです。

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