旅番組を多く作るテレビ局

◇天気、曇り一時雨

今日も曇り、なかなか秋晴れとはなりません、晩夏というよりは初秋という感じで残暑という日はもうなさそうです。家の玄関の前に水引とヌスビトハギの小さな花が咲きました。

実は2日ほど前に旅番組を多く作るというテレビ局の下請けから電話があり、明日取材と撮影で来るといいます。唐突の連絡で難しいと断ったのですが、どうしてもというので、何時にくるのかメールで連絡するようにと言って電話を切りました。

ところがメール連絡はこず、結局姿も見せずでした。そして夕方に連絡をしなかった言い訳のような電話が一本。そして今日ですが、なんの事前の連絡もなく突然店に現れて「ランチを食べるところを撮影したいのですが、もう食べましたか−」ということを言います。

読書の秋に軽井沢に来て本と食事を楽しむというという番組を作りたいということだそうですが、あまりに軽薄な番組内容と礼儀を知らない応対ぶりに愛想をつかし断りました。

旅番組というのは制作コストがかからないわりに視聴率がかせげるということで、低俗な番組が多いと聞いていますが、そういう番組を見ている人がいて、そしてスポンサーがいる、悲しい現実ですネ。そして店に現れた二人は読書の秋を取材したいと言いつつも本にはまったく関心がなくあっという間に姿を消しました。

一方、先週のドキュメンタリー「先祖になる」では監督は1年半の撮影期間に50回東北に足を運んだといいます。そのすばらしい映画を見た印象のあとだけに、このテレビの旅番組の撮影態度のあまりのイージーさにあきれ果てた次第です。

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