道しるべのような本
◇天気、晴れ
日中も氷点下という寒〜い一日、大寒の期間ということで仕方ありません。
決算作業を終えてすこし気分が楽になりました、昨夜は加藤周一の『私にとっての20世紀』を読了したのですが、今起きている社会問題などを考える道しるべのような本でした。
鶴見和子は社会問題というのは自分の立場になって考えなくてはいけないと言ったそうですが、加藤周一の話はまさにそのお手本だと思います。『私にとっての20世紀』の中では小林秀雄を批判していますが、立場を鮮明にしない知識人はダメということでしょう。
そのへんの文章を読むとサルトルなども連想してしまいました、現在の日本を理解していくガイドとして加藤周一の著作集などは少しずつ読み進めていきたいと思います。