パンドラの函を開ける
◇天気、晴れ
今日も暑いですが夕方になって曇り空、雨も少しパラパラと降ってきました。
参議院選挙まであと２日、報道によると改憲派は２／３を伺う勢いとのこと。憲法のことに触れずに選挙戦を進める安部総理は鎧の上に法衣を纏った平清盛を連想させますが、本当に怖いです。
太平洋戦争で国土を焦土と化し多くの犠牲者を出した反省から出来た憲法９条です。もし原爆が投下されなかったら本土決戦ということで日本全体が沖縄と同じ状況になったはずです。司馬遼太郎は「この国のかたち」の中で破滅を選択する美学は武士道だと書いていました、自分も佐藤春夫の武将の小説「戦国佐久」などとか野呂邦暢の「落城記」など、一族郎党を巻き込んで自滅する話は読んで印象に残っています。
改憲派が２／３を占めることになれば、アジアそして世界の人は日本がまた戦争をする国になるというメッセージとして受け取るでしょう、パンドラの函を開けることになります。
