日本的なこと

◇天気、晴れ

晴れて暖かい一日、3月に入って穏やかな天気が続いて助かります。

石原慎太郎都知事の記者会見のニュースを見て思うのはこの豊洲移転問題は日本的だナーということ。組織の決定がどこでなされたがわからない、究極の無責任というので連想することは太平洋戦争の日本軍、これについは「失敗の本質(中公文庫)」という名著がありますのでお薦めします。

さらに石原元知事が「果たし合いに向かう侍のような心境」というのも日本的と思ったコメント。司馬遼太郎は「この国のかたち(文春文庫)」で、太平洋戦争で日本を焦土とした背景には武士道があったと指摘しましたが、この石原・小池対決の結果にかかわらず、シンドい目にあっているのは築地で商売をしている人などであって、「無責任な組織」の失敗に対して上手い対応策があるのかどうか、その辺がどうなるかは心配なところ。

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