環境ということで..

◇天気、曇り。日中でも氷点下、寒いです..
「破壊の伝統(講談社学術文庫)」を読了、この本の初版は1974年(ローマクラブが話題になった時代..)、学術文庫になったのが1992年(エコロジーがブームとなっていく時代..)という古本です。気候変動の関心からパラパラと読み始めたのですが、予想以上に最近の気候変動の課題を考える観点からも内容が濃くて、新年をまたいでようやく読了。
(乱暴ですが)一言でまとめると、「昨今の気候変動問題は西洋、つまり科学とか進歩とか資本主義という西洋思想の根本的な問題というか欠陥である」という西洋文化批評みたいなことを歴史的な具体例と代表的な文献、思想家などをあげながら指摘している本です。
「西洋」対「東洋」というのはよくある文明論の図式ですが、気候変動問題の観点から西洋的な思想を一旦カッコに入れて、イスラムやアシア的な観点から再思考するというのも面白いのではないかと改めて感じた次第。と同時に、イスラム的なこと、アジア的なことをもっと勉強しなくてはとも痛感。
先日、グレタさんのドキュメンタリー映画を見て、環境ということで自分にも何かできないかと年初でもあり思う次第、どこまで行動できるか自分でも自信はないですが、とりあえずつぶやきます。
<新着アップはこちら↓>