お客様から教えてもらう

◇天気、曇りのち晴れ。夕方、一時雨。

朝起きると曇り。浅間山は見えなかったが、昼前に店に行くと晴れてきた。店を開けると待っていた人がいて、上田の信濃デッサン館への旅行の途中だという。今日は堀辰雄文学記念館に来たら、こんな寂れた村に古本屋があったので驚いたという。1〜2時間おきに走っている軽井沢町の巡回バスで来たのだが、このバス、あまりにも不便でだれも乗る人がいないようなバスだ。不便だから乗らないのか、乗らないから不便なのかという禅問答したくなるようなバスで、軽井沢町の西の端にある追分や三石などの集落をいいわけ程度に運行されている。古本屋が好きなので次のバスがくる1時間半ほど見させてくださいということだったが、最後の30分ほどは、日本各地の文学館を回っているということで、いろいろ話を聞かせてもらった。長野県の北部に林芙美子の文学館があるということを初めて知りました。古本屋はお客様から教えてもらうことで少しずつ物知りになっていくことを実感。

今日も静かな一日。午後は晴れて気温もぐんぐん上昇、暑さに慣れていないせいか動物園の白熊のようにグッタリした感じになって本の整理もはかどらず。新着アップ6冊だけ。