関西古本屋めぐり(大阪編1)

◇天気、晴れ

今日は少し寒波が緩みました。日中の気温が少しあがって凍結していた旧中山道は氷が少しとけて一部路面が見えます。今朝は「いけお内科」で漢方の処方箋をもらったが、正月に実家でゆっくりしたせいかここのところ体調は良い。

そのゆっくりした年初の関西古本屋めぐり、1月5日は天神橋商店街を歩きました。JR西宮から東西線にのって大阪天満宮で下車、地下鉄の駅のすぐ上が商店街の入り口。ここから北に延びる商店街を6丁目まで歩いて最後に阪急電車西宮北口まで帰ってくるという一日。

天神橋商店街の古本屋を10軒ほど覗いたのですが、天神橋といえば何と言っても「天牛」。天牛では「ウグイス嬢」の店員がいて中高年の古本ファンのマドンナになっているみたい。続々と「新年の挨拶」にくるお客さんがいる。「え〜ネクタイしてるネ〜、高いんチャウ」「そんなことない、1000円や、どや安いやろ」というような軽快な大阪弁の会話が聞こえて心地よい。本を抱えて本棚を見ていると「重たいでしょう、お預かりしておきます」などと愛想がよくて応対がすばらしい。

その「天牛」の前の矢野も文学関係の本棚が充実した古本屋、店主が卒論に福永武彦を選んだようなことを以前聞いたような気がします(間違いだったらすんません)。そして「ハナ書房」、店主は定年退職して古本屋を始めたというが、美術関係の本が驚異的に充実している。今回、「ハナ書房」で河村目呂二がメンバーだった構造社の図録を見つけて買う。支払いをしていると「え〜本、見つけましたナ〜」と店主に言われて嬉しくなる。古本屋で良い本に出会ったときは、古本屋も客も幸せです。新着アップ10冊。