廃棄処分すべき

◇天気、晴れ

今日も昨日同様に比較的静かな一日、店番をしながら少しずつ本の整理作業。夏の営業で少し本棚が痩せたと思いますので、また9月の中旬を目標に棚の補充を頑張りたいと思います。

しかし、夏に追分に来てくれるお客様はしっかり本を買ってくれるので嬉しいです、追分は本当に「本のまち」だと思います。

なぜそう思うかというと、例えば先日の長野の市場でほかの古本屋さんと会話してもなかなか本は売れないというし、本好きのブログを時々読んでみても、本好きがまったく本を買っていない。

たとえば、夏に恒例の京都の下鴨の古本市などの様子をみ知りたいとネット検索していくつかのブログを見ると、買うのは100円〜200円くらい。1000円だともう買わないで最終日に100円に値下がりするのを待って買っている。で、本のことは妙に詳しくその買った100円本の解説を長々と書いている。こうなると古本屋がいくら頑張って本を仕入れても、お手上げという感じです。悲しいですがそれが現実かもしれません。

今は古本デフレの中で読者⇒古本屋⇒読者というリサイクルのプロセスがもう壊れる寸前ではないだろうかと思う。安い本が買われるというのは経済の法則で仕方がないことを思えば、古本屋としては1000円の本を100円で売るよりは資源ゴミとして廃棄処分すべきでしょう。そのことで、現在の本好きが本を買わないという悪循環を少しでも緩和できるのではないかと思うのです。

本を廃棄しなくてはいけないのは苦痛だが、他に妙案はないと思います。新着アップ6冊。