今年の振り返り(2)

◇天気、晴れ。夜になって雪

今日は少し暖かいです、掃除とゴミ出し、そして銀行と買物少し、スーパー「ツルヤ」は超盛況でした。

「今年の振り返り」の2回目です。昨年12月に図書館運営協議会の委員にしてもらったのですが、今年は協議会を4回、部会を4回、他の図書館の視察などをして、教育委員会そして図書館メンバーの支援を得て基本方針をまとめ上げることができました。

私の尊敬するエコノミストである宇沢弘文は、経済の発展に「社会共通資本」ということを強調します(関心がある方は岩波新書、また一連の宇沢弘文の著書を読むことをお薦めします)。簡単に言えば「社会共通資本」が充実した社会は、たとえ所得が低くても、人々の幸福度は高いといいいます。

「社会共通資本」とは病院とか介護等の施設、図書館や音楽ホールなどの文化施設、そして鉄道やバスなどの公共交通、学校や保育所など、多数の人がが共通に必要としており、かつ、経済の競争原理に任せるだけでは最適なサービスの提供が難しい事業を言います。

その「社会共通資本」である図書館ですが、本の貸し出しをするところと思っている人が多数だと思います。しかし、仙台メディアテークの図書館長が市長になったことに象徴されるように、今や図書館は地方自治体の行政に必要な情報サービス提供機関としての役割が期待されています。

また小布施図書館のように地域の貴重な文化資産をデータベースとして管理する地域アーカイブ運営機関としても重要です。今年まとめた軽井沢町図書館の基本方針にはそのような方向性をしっかりと記述することができました。

今年はさらに軽井沢町で本の仕事をしている仲間と「本のまち・軽井沢」宣言をして、様々なイベントができました。追分では、中山道の修景事業を睨んで「ホンモノ市」を開催することができました。

新図書館の建設にせよ、中山道の修景事業にせよ、ハードの整備にあわせてソフトである様々な活動・企画が重要になります。そういう意味で、「本のまち・軽井沢」の来年以降の活動は非常に大事かなと思っています。

今年は「本のまち・軽井沢」の活動や、図書館の仕事を通じて多くの人と新しいコミュニケーションというかネットワークができました。来年も今年の活動を継続することでさらに多くの「本好き」のネットワークを広げることができればと思います。

以上、少し長くなりましたが、今年の振り返り(2)でした。この日記を読んで頂いている皆さまには1年間お付き合いいただきありがとうございました。日記ですが、明日29日から1月7日までお休みをいただいて、新年は1月8日(土)から活動を再開したいと思います、来年もよろしくお願いします。皆さまもよいお年をお迎えください。今年最後の新着アップ7冊。