今年の振り返り(1)

◇天気、晴れ

今年もあと5日、なんかあっと言う間の1年でした。今日と明日の日記ではその1年を振り返ってみたいと思います。

まず営業成績から。今年は店の売上が約500万円(昨年比約25%増)、ネットでの売上が約100万円(昨年比横ばい)、合計で600万円(昨年比約20%増)でした。一方、古本の仕入れを含む経費合計は約400万円(昨年比横ばい)、粗利は約200万円でした。

こんなに一生懸命やって収入は最低賃金の水準にも達しないのですから古本屋稼業というのは本当に厳しい商売です。でも1年間楽しかったです、サラリーマンを続けていれば定年が近づいて徐々にフェードアウトして行く年齢で、なにか新人のようにバリバリ働けた満足感みたいなものはあります。

冷静に数字を見れば売上の伸びは店売りで、ネットでの売上が横ばいだったのは想定外でした。ネット専業の古本屋が増えて古本の値下げ競争が激化しているのがネット販売が伸び悩んだ原因かもしれません。

一方、店売りは好調だったと思います、ブックオフやアマゾンに押されて古本屋が減っていく中で、店に来てくれるお客様からは結構激励の言葉をもらいました。結局、古本屋が生き残ることが「本が好き」な人のニーズではないかと感じた1年でもありました。

来年は、追分の中山道の「町づくり事業」の工事が始まります。店の前の工事で来店数が減ることも予想されますので、今年横ばいだったネットでの販売を増やす努力も必要かと思っています。

またiphoneやipodなどが人気を呼んで電子本元年と言われた今年でしたが、古本屋がどういう形で頑張っていけるのか、いろいろ情報収集も続けなければいけないと思います。

明日は「本のまち・軽井沢」と「新図書館」の活動のことを振り返ります。新着アップ9冊