本のエコロジー

◇天気、晴れ

猛烈に寒い一日、今日も最高気温が氷点下の真冬日です。例年一番寒いのは大寒の1月下旬〜2月上旬ですが、今からこの寒さだと結構今年の冬は厳しいかも。

さて先日の関西ブラ歩き(ブ篇)で正月のブックオフの売上が400億円と書きましたが4億円の間違いです(笑)、スミマセンでした。しかし、4億円でも大きな数字です。古本業界は一種の生態系ですからブックオフダンピングセールスは秩序を破壊している大問題、けして軽視してはいけないと思います。

ましてや本好きが100円本など、安い本を買えたといって喜んでいてはいけない。100円均一しか頭にない「100円頭」ばかりになれば、(古)本屋が消えていくのは時間の問題、書店まわりを楽しむ街歩きが出来なくなります。

今日、NECとDNPが電子本で共同で事業を開始するというニュースがありました。電子本は紙の本より1割ほど安いそうです。本の安売りは電子本の出現でさらに加速するでしょう、おそらく出版社から取次、そして本屋・古本屋の生態系を破壊するパワーをもっていると思います。

いかにして本を守るかは、従って、出版社から本屋・古本屋、そして本好きな全員が「本のエコロジー」を理解しなくてはいけない、「100円頭」では困るのです。新着アップ8冊