アイデンティティ・クライシス

◇天気、晴れ

今朝はとある新聞社の記者さんと会う約束をしていたのだが、昨夜の上高地の土砂崩れの取材でアポはキャンセル。で、朝はそのフリーの時間に店で少し仕事をしたあと「いけおクリニック」に月例の漢方の処方箋をもらいに。

そして店に戻るとちょうど内山さん夫妻が来てくれて当方の夏のイベント(月末に発表します)の打合せをしました。内山さん夫妻はメロジ展の主催者ですが、今回は当方のイベントのお手伝いをお願いしたところ快く引き受けてくれたのです。

さて昨日の「元気づくり支援金」の話の続き。長野県佐久の地域振興課の担当者と「本のまち・軽井沢」について話を聞いていて2〜3のショッキングな話のひとつは、「軽井沢と本がどうも結びつかない」という指摘。

当選した軽井沢エントリー項目を見ていると、ウエディング、自転車マップ、野生動物対策、カーリング、など。これに駅前のショッピング・モールを追加すれば確かに現在の軽井沢のイメージはこんな商用地の感じでしょうか。

でも本来、軽井沢は「美しい村」を標榜していて作家が多く作品を残した文学と保養地文化と歴史の町でした。地域振興課の担当者でさえ、今はそのことは記憶のかなたへ消えようとしています。軽井沢町にとってはちょっとしたアイデンティティ・クライシスではないでしょうか。

企業でもロゴやキャッチなどを作って、IRなどの活動に懸命です。「本のまち・軽井沢」としてはやはり軽井沢の文学と歴史、そしてその歴史遺産を活用したブック・ツーリズムをアピールして町おこしをしていかなくてはとあらためて痛感しました。新着アップ8冊