3連休の祝日で店番を優先

◇天気、晴れ

3連休最後の祝日・月曜日、今日も晴れで暑かったです。今日は第3月曜日ということで長野古書組合の市場がある日なのですが、3連休の祝日で店番を優先させて市場は休ませてもらいました。

その店ですがいつもより1時間早い11時に開店、店主と二人体制で店番をしたのですが、たくさんのご来店がありました。「油や」の詩画展も今日が最終日だったのですがこちらも多くの来場がありました、ありがとうございました。

店番をしていて思うのですが、追分に来る人は本当に追分という場所というか空間を、そしてそこで過ごす時間を楽しんでいると感じます。そして我々もそういう人たちに来てもらえるのが嬉しい。

今、「日本の古本屋」は非常に厳しい状況にあります。日経新聞に「古本転売「せどり」で稼ぐ人々」という記事が掲載されたのですが、昨今は読書人口が減っていて古本屋にも来る人が減っている上に、「本好き」でも日経記事のように転売目的の安い本だけしか買わない古本道というのが流行っています。

この古本道の人たちは、安い古本しか買わない上に、その安い本をまた相場より安く売ってこずかい稼ぎをするという、古本屋にとっては害虫のような存在になっています。

古本屋をとりまく環境はそういうことで最悪なのですが、しかし、今日のお客様のご来店の様子などを見ていますと、追分は昔ながらの古本屋の雰囲気を維持できる場所だと感じます、ありがたいことです。

我々の仕事はそういう古本の文化を追分で守っていくと同時に、ブックオフやアマゾンしか知らない、とくに若い世代の人たちに昔ながらの古本屋の良さ、古本の魅力を追分で体験し、感じて知ってもらい、新しい読者層になってもらい、古本文化を次の世代につないでいくことかと思うわけです。

今年の夏は第1回の「納涼高原古本市」もスタートさせます。まずはこの「納涼高原古本市」を成功させて、そして続けていきたいです、どうか皆様のご支援をよろしくお願いします。