ジキル氏とハイド氏

◇天気、晴れ

「梅雨があけた思われる」という気象庁の発表です、軽井沢/追分も暑い一日でした。

今日は午後一番で「油や」の消防検査がありました。基本的には工事をしてくれた電気やさんと消防署のやりとりを見ていただけですが、無事に終了したということでホッとしました。

日経新聞の「古本セドリでこずかい稼ぎ」記事について腹が立つのでもう少し書きます。セドリとは古本業です、従って、古本屋がセドリをするのはプロですから一生懸命やればよい、と理解できます。いわゆる目利きになることですから。

しかし、「こずかい稼ぎ」となるとその人は本業があるわけです。本業がうまくいってないから「古本でこずかい稼ぎ」をしているのであれば悲しい話です、古本屋としてはその人に本業で稼いだお金で古本を買ってほしいわけですから。

それと「本好きといいながらこずかい稼ぎ」をしている人たち、こちらはもっと罪が重いですネ。本好きが本の文化を破壊しているわけですから。こういう人はジキル氏とハイド氏ではないですが、精神分裂症だと思います。

なぜなら昼間はブックオフとか古書即売会で100円本を漁る一方、夜になると行ってもいない古本屋巡りが楽しいなどとブログで書いているわけです。昼間にブックオフ、夜は行ってもいない古本屋巡りを礼賛する、どっちが好きなのか?

関口書店の店主は、尾崎一雄上林暁の本を蒐集して目録を作ったことで有名な本屋さんで、作家を含め多くの「本好き」が通った古本屋さんです。たしか筑摩の文学全集の尾崎一雄上林暁の巻の月報を読んだときに強烈な印象を私は受けました。

今、この関口さんが生きていて、ブックオフ通いをしている「本好き」という人が100円本漁りをして200〜300円で売る「こずかい稼ぎ」をしていると聞けばなんというでしょか?「本好き」と言う人は目をさましてほしいです。新着アップ6冊