値下げ競争

◇天気、曇り

曇っていて晩秋という感じの一日です、今朝は山小屋から店までを歩いたのですが紅葉がすばらしいです。

今年は少し紅葉が遅いでしょうか、まだ紅葉はピークにも達していないと思いますが、カエデ、ダンコウバイ、ニシキギ、などの紅葉が光が透き通るように見えるところがなんとも言えません。

さて昨日の日記の続きで、マケプレの何が問題か、話を続けます。ブックオフで100円本を買ってアマゾンのマケプレで売る時に、例えば1000円で既に売っていれば、新しいくマケプレに出品する人は999円で出品します。

そうすると1000円で出品していた人は対抗して998円に値下げします。というふうに値下げ競争が始まって本の値段が1円になってしまうわけです。

本の値段が1円というのは、馬鹿げていますが、郵送料が250円もらえますので、実際の郵送料が宅配便との割引契約で安く出来れば、1円の本でも利益が出るという計算です。

従って、どんなに良い本であっても、値下げ競争となれば値段は1円になってしまいます。1冊あたりの利益が少なくても大量に発送する大口業者が出現している一方、1円本では普通の古本屋は当然ですが利益が出ない、つまり商売にならないわけです。

古本には掘り出しということがあるので、本は安い方がよいとか、いくらで買ったとかをあれこれ自慢する人が少なからずいるのですが、アマゾンとブックオフが本の価格に大きな影響を与え「本の文化」を破壊する脅威となっているということを認識することは非常に重要だと思います。新着アップ9冊