貧しいけれど自由な生活

◇天気、晴れ

昨夜はJリーグのテレビを見ていてそのまま寝てしまいました、スミマセン、1日遅れの日記更新です。

昨日は古本屋の店番を終日したのですが、追分は新緑の素晴らしいアウトドアの季節で静かな1日でした。梅雨になったほうが古本屋日和かもしれません。

最近「異都憧憬 日本人のパリ」という本を読み終わったのですが、興味深い内容でした。19世紀末から20世紀初めのパリに日本やアメリカからアートの留学生が多数いてどういう生活を送っていたかというのが第1章です。画家は絵が売れなくて貧しいけれど自由な生活を送っているというイメージはこの時代のパリで作られ、日本にもそのイメージが輸入されたようです。

そのイメージというのは精神的な豊かさと経済的に豊かさは両立しないということで、画家だけでなく日本の小説家などの人生観にも大きな影響を与えたとのこと。そういう歴史を知ると、古本の世界でも同じような考え方の影響を受けていると感じます、その起源はパリにあったのか腑におちた次第です。

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